ユダヤの伝承にある魂の集まる部屋のことである。
生まれてくる全ての子供の魂が集まっており、この部屋で魂を授かって人間はこの世に誕生するという。
伝承によれば、雀は魂を見ることができ、そのさえずりは子供が生まれる前触れとされているようだ。
しかし、この部屋の魂が尽きると魂を持たない子が生まれ、さえずりが絶えてしまう。
それは世界の破滅の前兆だと伝えられる。
リリスからのアンチA.T.フィールドが実体化したときに、冬月コウゾウは、
「世界の始まりと終局の扉」
と称した。
それは人がA.T.フィールドを失ってL.C.Lへと還元され、人類のガフの部屋である「人類の生命の源たるリリスの卵」へと還ることを意味するだろう。
また、セカンドインパクトが起こる直前、その被害を抑える手段として、「ガフの扉が開くと同時に熱滅却処理を開始」している。
これは生命の源であるアダムの卵=使徒のガフの部屋に対して行われたとも考えられるようだ。
その結果、使徒が活動を始めるために14年もの歳月も要したのかもしれない。
アニメ中に綾波レイが何十人も出てくるシーンがあるが、綾波レイの魂が宿ったものは1人だけで、他の肉体のガフの部屋は空っぽであったということから、1人にしか魂は生まれなかったそうだ。